パソコン、iPhone、スマホ のバッテリーを長持ちさせる3つの方法 まとめ

こんにちは、手持ちのiPhone6Sが通勤1時間で50%ちかくバッテリーを消費するのでAppleでバッテリー交換を検討するタカタカです。

お客様との接客の中で、わりとバッテリーの事に付いて聞かれる事が多いのでパソコンとスマホのバッテリーに関してまとめてみました。

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バッテリーの種類

現行はリチウムイオンで古くはニッケル水素です。この2種類は特性が異なっている為、古いニッケル水素の特性の情報からアップデートされてない方は、今のリチウムイオン時代に合わない誤った知識でバッテリーを長持ちさせようとしてしまってたりします。

ニッケル水素充電池 Ni-MH

昔は充電池と言えばニッケル水素でした、今はスマホやパソコンの充電池はリチウムイオン充電池に取って代わられてます。更に昔はニッカド電池なんてのもありました。

特徴

現行のリチウムイオン充電池に比べて非常に安価な為、単3・単4等の乾電池タイプの充電池(エネループ等)に利用されてます。

弱点

ニッケル水素電池の弱点の1つに「メモリー効果」と言うのがあります。
これは、継ぎ足し充電をすると、継ぎ足し始めた電池の容量を記憶(メモリー)して、その後に電池を使用して、記憶した容量まで消費すると著しく電圧の降下が起きて、電池が使用できなくなったり、従来必要な電圧が無くなったとして電池切れの状態になったりするのです。
この「メモリー効果」を回避する方法として、電池を使い切ってから充電すると良いというのが広まっております。
この情報が残っている方は、充電池は最後まで使ってから充電するのが良いと思われれてしまっております。これは現行のリチウムイオン電池には当てはまらないので注意が必要です。

リチウムイオン充電池 Li-ion

ニッケル水素充電池にくらべ、ハイパワーで長持ちで高速充電が可能な素敵なバッテリーがリチウムイオン充電池です。現在、スマホやパソコン等パワーが必要な機器のバッテリーはリチウムイオン充電池が主流となっております。改良方のリチウムポリマー、リチウムフェライト等もあります。

特徴

ニッケル水素等に比べて、ハイパワーで長持ちで、急速充電が可能。ニッケル水素の弱点であった「メモリー効果」も殆ど無く、自己放電による容量低下も少ないと非常に優れた性能を持っております。

弱点

満充電の状態が継続されると劣化します。なので、新品のパソコンやスマホは満充電されておりません。
満充電より怖いのが、空っぽになってしまう事です、リチウムイオン電池は0%まで使い切ってしまうと非常に不安定になりますし、劣化もします。場合によっては、一旦空になってしまうと、充電するのに半日かけないと充電されないような状態になったりするので使いすぎは要注意です。

パソコン・スマホのバッテリーを長持ちさせるには

現状パソコン・スマホのバッテリーはリチウムイオンになるので、リチウムイオン充電池を長持ちさせる方法を記します。

ポイント①:100%充電をしない。

リチウムイオン電池は満充電の状態を継続すると劣化するので、100%充電するのは望ましく無いのです。しかし、タイマーセットする等しないと、放っておけば100%になってしまうので非常に面倒です。
しかし、パソコンにはメーカーによって「バッテリーユーティリティ」で80%までしか充電出来ないように設定する事が可能です。

主なパソコンメーカーにはこれらの設定ができるのが殆どなので、可能であれば80%まで充電したら充電をストップできるようにするのがバッテリーを長持ちさせられるのでおすすめです。
特に15インチで常にACアダプタに繋いだ状態で使用される方はこの設定にしないとバッテリーに劣化が生じますので、設定の確認をされる事をおすすめ致します。

幾つかのメーカーの設定をご紹介します。

東芝:東芝セッティングのecoユーティリティで設定が可能

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富士通:バッテリーユーティリティで設定が可能

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Lenovo:Lenovo Setupで設定が可能

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ポイント②:バッテリーを0%まで使わない。

上記でも記しましたが、バッテリーを空っぽにすると劣化します。どうしようも無い場合は致し方ないですが、可能な限り継ぎ足し充電をするのが理想です。
40%下回ったら充電して80%になったら充電をやめるのが非常に理想的になります。
これを心がけると、通常の使用に比べて150%〜200%程寿命が伸びるようです。

ポイント③:高温・低温の場所で使用・保管をしない

リチウムイオン電池は高温・低温に弱いのです。極端に暑い場所や寒い場所での利用や保管は極力避けるのが望ましいです。

まとめ

バッテリーを長持ちされる理想的な使用方法は
40%まで使ったら80%まで充電して充電を止める、継ぎ足し充電を行う。
100%に充電しない、0%まで使い切らない。
長期間(1ヶ月以上)使用しない時は、50%程充電された状態で保管する。
高温・低温の環境での使用・保管はしない。
と言うのが理想です。

あくまで理想なので、常にこんなことを意識して使用するのはストレスとなるのであまりおすすめはしないです。パソコンであれば、メーカーユーティリティを利用して80%まで充電する設定にするだけで良いかと思います。AC接続しっぱなしのパソコンにはマストな設定かと思います。

リチウムイオンは基本的に、500回程度満充電を繰り返すと容量が50%になると言われております。こまめに充電するのでなく、ある程度使ってから充電する事を心がけるのが良いのです。

わたしも、2012年のMacBookAirを使用してますが、ブログを行うまでは、仕事後に1〜2時間ネット利用するくらいのライトな使い方がメインでした。

5年経過しても

充放電回数:254
完全充電時の容量:5133 mAh(新品時は6500mAh程度)
と数値上は問題無く利用できる数値ですが
状態は「バッテリー交換修理」になってます。現状バッテリーの数値は問題無いですが、5年経ってるので点検されるのが良いですよって感じです。

意識したのは、

・ある程度使用したら充電するくらいです。
 30〜40%になったら充電するです。
・ACは繋ぎっぱなしに長時間はしない。
 充電したら基本一晩は放置なので100%まで充電はしてましたが翌日にはACは外してました。
それでも、5年経過してこの程度の劣化で4〜5時間稼働できる状態なので、神経質にバッテリー劣化を気にしなくても大丈夫かと思います。

できるだけ、長く使いたいって方は、上記の注意点を確認して頂ければと思います。

パソコンやスマホは長く使っても5年かと思います。上記の注意点を気にして頂ければそれ程劣化もしないと思いますので。バッテリーが弱くなる前に、パソコン・スマホの買い替えになるかと思います。