WWDC 2018 の感想。MacOS Mojave iOS12 WatchOS5 に期待する事

 こんにちは、今年はハード発表が無くて寂しい気持ちのタカタカです。もともとは開発者向けのカンファレンスで昨年ちょろっろ発表されたから期待しちゃったんですよね。iPhoneの新型は9月に発表されるかとは思いますが、期待の新型Macbook or Air や 狭額iPad は今年中にお目見えできるんかなぁ。

そんなわけで、少し落ち着いたのでお披露目された新型OS達をしみじみ見てゆきたいと思います。

macOS Mojave

読み方は「モハベ」米のカリフォルニアにある砂漠の名称だそうです。猫型から海・山・砂漠と来てます。

・ダークモード

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見た目で1番インパクトがあるのはこのダークモードです。最初聞いた時は「フォースの暗黒面」的な裏モードかと思ってドキドキしてたのですが、基本のカラーデザインが黒を基調にした物になったのです。前OSでもドックとトップメニューをダークにした物はあったのですが、全体がダーク基調になった完全版となっております。

あいかわらず、Appleはデザインや色の扱いがセンスあるなぁと感じます。iPhone4の時代に「ホワイト」のモデルだったり。iPhone7で「ブラック」のカラーリングを出すだけで話題になり、購入意欲を掻き立てるんですよ、他のメーカーでこれだけカラーにこだわり、演出するメーカーは無いと思います。

実際に、ダークモードは格好いいですし「ダークモード」って名称も格好いいです。画面全体の輝度を下げてる為、目にも優しいです。iOSのNight Shift もですがユーザー視点の改善がOSに組み込まれるのは良いと思います。

・デスクトップスタックス

デスクトップの散乱されたファイルとまとめてくれる、面倒くさがりさんにおすすめな機能となっております。

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ファイルの種類や作成日付やタグ等でまとめてくれるので、とりあえずデスクトップに保存している方にはOSが自動で整頓してくれるのでデスクトップがすっきりするかと思います。

わたしみたいにデスクトップにはあまりファイルは置きたくない派にはちと微妙な機能でもあります。

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・ファインダーの表示モードにギャラリーが追加

ファインダーで画像や動画がファインダーでより見やすくなる感じです。

サイドに画像等のISOやシャッタースピードや露出等が表示されるので写真好きの方にはより便利になったかと思います。

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・クイックルックにマークアップ機能が追加

QuickLookは「Command+Y」を押しながらファイルを選択するとファイルの中身を簡易的に見れる機能ですが、今回は見れるだけではなくファイルにサイン入れたり、画像をクロップしたりトリミングもできるようになります。

わたしはこの機能は使ったこと無いのですが、専用のアプリを起動する事無く簡易的な作業が可能なのは便利かなと思います。

・スクリーンショットがより便利に

iOSのようにスクリーンショットを撮ると右下にサムネイルが表示されて、マークアップで簡単な編集ができるようになっております。

スクリーンショットを撮る時にアイコンで選択できるようになっているのでより便利にスクリーンショットが撮れるようになっております。

・対応mac一覧

今回のmacOS Mojaveに対応できるmacは以下になります。

Macbook (Early 2015 以降)
Macbook Air(Mid 2012 以降)
Macbook Pro(Mid 2012 以降)
Mac mini(Late 2012 以降)
iMac(Late 2012 以降)
iMac Pro(2017)
Mac Pro(Late 2013 以降)

わたしのMacbook AirはMid 2012なので今回のMojave対応できます。2019年では恐らく弾かれてしまうかと思いますので、やっぱりそろそろ買い換えかなぁ。

 iOS12

今回は旧iPhone利用のユーザーには非常に期待できる内容になっております。

パフォーマンスの向上&安定性アップ

Apple曰く今回のiOS12はiOS11と比較して

・アプリの起動が40%アップ
・キーボードの表示が50%アップ
・ホーム画面からのカメラアプリのスワイプ起動に70%アップ

とOSの速度があがっております。デモではiPhone 6 plusで行っておりました。

今回はiPhone5SからiOS12が利用可能となるので、iOSでちょっともっさりだなと感じていた方には快適に利用できるようになる為、非常におすすめな機能アップかと思います。

Apple的には旧モデルが延命する事になるので新モデルの販売に関しての向上は抑えられる事になるかと思いますが、iPhoneを満足してより長く利用してもらえる方を選択したのかと思います。iPhoneを中心とするAppleサービスで総合的な利益を取る戦略なのかなと考えます。

個人的には新しもの好きですが、良いものを長く利用したいタイプなので、OSアップデートによるスマホの速度低下が無いどころか速度アップと言うのは素晴らしいと思います。iPhone5Sなんて5年前のモデルです。5年前のモデルが現役のOSを利用できるってのは良いですよね。この舵取りは非常に良いと思います。

AR機能

AR空間が共有可能になります。ARはカメラを通じて現実空間に3Dオブジェクトを表示させて融合される機能です。ゲームとかがメインなので通常利用されて無いかと思いますが、スマホの性能があがればあがるほどできるレベルがあがるので進化が楽しみな部分です。

いままでは1台のスマホでAR空間を創出していましたが、その空間を共有する事ができるのです。だれかがやってるARゲームの空間を他の人が別の端末で観戦してりできるようになります。いろいろ楽しそうなイベントができるかなと思います。今後に期待なところです。

アプリ的にはAR定規アプリのMeasureが便利そうです。定規・メジャー要らずになるかもです。

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写真アプリの検索機能が強化

地味な機能追加ですが、メインで使用するアプリの機能追加は見逃せません。

今回は、写真アプリで検索するのがずっと簡単になりました。写真に写っている人物により検索候補が表示されたり、イベント内容と位置情報、日時を照合できたりします。

自分ようおすすめタブ「For You」では最近のイベントの写真がまとまったり、写っている人物と共有する事ができるようになるようです。

個人的には、写真の整理が面倒なのでAIとか使って勝手に整理したりするようになってくれると嬉しかったりしますが、写真をシェアをより便利にできる方が需要が高いんでしょうなぁ。

siriにShortcutsとおすすめ機能が追加

ショートカットは一連の流れの複数の指示をまとめて行える機能です。起動のコマンドを言うとアプリを起動して複数のタスクをこなす事ができます。

「家に帰る」とコマンド入れるとマップアプリが起動して渋滞情報を表示してお気に入りの音楽を流すなんて一連のタスクを行える感じです。

Amazon ECHOでこんな事できたらなぁと思った事がsiriに先越された感じです。ただ、実際どこまでできるかが問題です、Alexaも多少は複数タスクをまとめてできますがニュースを聞くとか天気を聞くとか4項目くらいからしか選べないので実際使えないんですよね、個人的には「Alexa おはよう」で「今日の天気」と「今日のスケジュール」と「交通機関情報」を聞いてから音楽流すまでの一連のタスクを行えるようになって欲しいと思います。期待したいところです。

おすすめはiPhoneにある情報からsiriがいろいろ教えてくれる機能です。連絡先の友人の誕生日を今日だと教えてくれたり。毎朝、クーポンを利用してコーヒー飲んだりする人には、クーポンのアプリを起動してくれたりする。執事的な機能強化かと思います。AirPodsと連動すると音声で教えてくれるのでより便利にできるのかなと思います。

siriにはどんどん進化してより便利になって欲しいので、いろいろ試して見たいです。

その他

・FaceTimeが同時に32人ビデオ通話が可能に
 FaceTimeって日本人はあまり利用している場面はあまり見ないですよね
 外国人はお店でよくFaceTime使ってる場面をよく見ます。
・ミー文字で自分のアバターが利用可能に。

対応iPhone・iPad・iPod

iPhone:iPhone5S以降
iPad:iPad Pro・iPad Air以降・iPad 第5世代以降・iPad mini2以降
iPod:第6世代

WatchOS5

トランシーバー機能

今回の目玉機能はトランシーバー機能です。が、いまいち使う場面が想定できないところです。Wi-Fi、LTE環境下で仲間内で簡易的な会話をする場面とかでないといまいち有効に活用できなそうなんですよね?みんなでディズニーランド行って複数チームになった場合とかに使えるのかしら?みなでジョギングやトレーニングしながら軽く話すとか?

siriのShortcuts

iOSのShortcutsもAppleWatchで使用可能になります。何処までのアプリが登録可能なのかが問題なところです。

個人的には「帰る」コマンドで電車の寝過ごしようにタイマーとLINEで帰るコールとミュージックで音楽鳴らすタスクがAppleWatchからのワンアクションで出来るようになると非常に素敵かと思いますので、直ぐに試して見たいところです。「Hey siri」の掛け声無しで、腕を傾けるだけでsiriが発動できるのも素敵です。

その他

・webページが見られるようになる
・ポッドキャストが聴けるようになる

対応AppleWatch

・series1以降

初代AppleWatchはUpdate対象外となっております。スペック的に厳しかったのかな?私のseries2は長持ちしてくれると嬉しいな。

まとめ

今回の新OSに関してはそれぞれ期待できる機能があるので、数日様子を見てクリティカルな問題が出てなければ全てアップデートする予定です。

macOSはダークモードを試して見たいです。ブログ作成はお休み前日の帰宅後深夜に行うので目に優しいダークモードは良いかなと思ってます。

iOSはどの程度旧機種で性能向上を体感できるか楽しみですし、siriのShortcutsはいろいろ試して見たいです。ARkit2機能も面白そうですが、対応機種はARkitと同じiPhone6S以降なのか、それとも違うのかが気になるところですかね。

WatchOSはsiriのShortcutsがどれだけいけてるかが1番期待するところです。んでも個人的にはサードパーティー製の文字盤対応が無かったのが非常に残念です。AppStoreで有料でも格好いいデザインなら購入する人は大勢いると思いますので是非とも早急に開放して欲しいです。

今回の内容はAppleの今後の進む方向性を示しているのかと思います。顧客第一主義、ユーザーを第一に考えたアップデートがそれぞれのOSになされているのは非常に興味深いところです。昨今のFBの個人情報問題を踏まえてのAppleの回答かなとも思います。何にしても9月が楽しみなところですね。