こんにちは、格安SIMでiPhone使ってるタカタカです。昨年はFREETELの楽天買収等大きな動きがあった格安SIM業界ですが、今年も早速大きな動きがありました。
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LINEモバイルがSoftBankと提携
この提携によって今後どのような影響が出てくるのか考えてみたいと思います。
LINEモバイルは現在はdocomo回線を利用
これがSoftBank回線を使用するとなると、SoftBankユーザーはその恩恵を受ける事が出来るようになります。SoftBank本体も格安SIMの多くがdocomo回線を使用しているなか自分の回線の格安SIMに囲う事が可能になり、ユーザーの流出を押させる事が可能になります。
サブブランドであるYmobileとの住み分けは?
好調なYmobileとはどうやって差別化して行くのか気になるところです。
以前格安SIMとの月額を記事にしたのですが、多くのライトユーザーは格安SIMのデータ容量とスピードで満足できてしまうと思います。音声通話もできて¥1,680程で運用可能なので、正直安いです。キャリアで似たような価格帯のサービスはありますが、光回線との併用割引が必須だったり、最初の1年だけの価格で長期で考えると価格差は大きくなります。ちゃんと計算できる人で、ヘビーユーザーじゃなければ格安SIMがやっぱりおすすめになります。
LINEmobileとは
LINEが運営する格安SIMサービスです。
LINEmobileのメリット
1:格安SIMで年齢認証が可能
通常格安SIMだけですとLINEの年齢認証が突破できない為、ID検索等が出来なくなります。遠方の友達や家族を登録する際にメールやSNSで対応しなければならないので多少面倒です。
2:LINEのデータ使用が無料
月額¥500 でデータ1GBプランでLINEのデータがカウントフリーになります。ようはLINEの音声通話・トーク・動画写真の送受信・タイムラインの使用するデータがカウントされないので、LINEをメインに使用する方はお得に利用できます。
外では動画はあまり見ないでネットもそんなにはしない、自宅に光回線が有り自宅ではWi-Fiが使える方はこのプランで済んでしまう方もいるかと思います。
他にコミュニケーションプランはLINEの他にFacebook・Instagram・Twitterの利用がカウントフリーになります。外出時はSNSの利用がメインな方にはおすすめなプランかと思います。詳細はリンク先で確認下さい。
このメリットが市場に評価されてないようで、ユーザーを増やす事ができずに今回SoftBankとの提携になっております。LINEはあくまで利用するアプリの一個に過ぎないと言う事でしょうか。
SoftBankと組んだLINEmobileに期待する事
1:速度回線の差別化
Ymobileと同様なスピードにするとYmobileがダメになる為、ありえないですが、通常の格安SIM勢より高速な回線スピードを提供する事ができれば、大きなメリットになります。それだけで、数ある格安SIMの中からLINEmobileを選択する理由になります。
2:SoftBank端末とSIMフリー端末での利用
SoftBankはSIMに制限かけるのが好きなので、ちょっと心配ですが、SoftBankのSIMを使用してもSIMフリー端末を使用できるようにして欲しいです。
SoftBankのAndroid用SIMはSIMフリー端末だと使えないので非常に不便なのです。
これは、SoftBankのAndroidスマホ用SIMの場合、APN設定がSIM固有になる為、一部のSoftBank端末でSIMのAPN設定を抽出しないと設定できないと言う鬼仕様なので、普通の人にはハードル高くて無理なのです。
LINEmobileがSoftBank回線を使ったSoftBank SIMを出したとして、APNをiPhoneのように固定にすれば、問題なく格安スマホ端末でも使用できるので利便性が高まりますが、SIMと端末セット販売をメインにして、SoftBank系端末しか使えないようにSIM毎にAPN設定を変えるような仕様にすると、囲い込みはできますが格安SIMの利便性が損なわれるのでユーザー獲得は厳しくなるかと思います。
3:SoftBankショップでのLINEmobileの取扱
現在LINEmobileの即日受け渡しカウンターが設置されているのはビックカメラ等の大手家電量販店にのみ設置されている状況で、全国に19店舗でその殆どが関東都市部です。SoftBankとの提携で、全国のSoftBankショップで即日受け渡しが可能になればいっきにシェアの増加が見込めますが、可能性は低いかなと思います。
まとめ
LINEモバイルがSoftBank回線を利用したサービスを行うと、iPhone6以前のモデルを利用しているSoftBankユーザーが端末をそのままにLINEモバイルに乗換が可能になります。SoftBank的には他の格安SIM(docomo系)に流れてしまうのを自分の回線に留める事が可能になるので双方に利点があると言えます。
回線の品質が良ければ、docomo系の格安SIMユーザーを取り込むこともできるかと思いますがそれには多くのユーザーに刺さる新たなサービスの開発が必要かと思います。現状のLINEモバイルのサービスだと弱いですからね。
現状の格安SIMの欠点は回線速度です、場所や時間で混み合うと起こる速度の低下が少ないとユーザーを多く集める事ができるかと思います。
SoftBankと提携してLINEモバイルがどんな攻めの戦略を行ってくるか楽しみなところです。