格安SIMを3年使用したわたしがサブブランド UQモバイルを真剣に比較検討してみる。

こんにちは、携帯電話の月額料金を安くする為に様々な行動を行ってきたタカタカでございます。ご存知の通り携帯電話の料金プランは複雑怪奇でよくわらからない設定になってますが、上手く使うと非常にお得になるパターンがあったりしました。

ガラケーの頃は欲しい端末の一括0円情報を探して(昔はネットの情報も少なかった・・・)遠方のお店まで足を運んで契約したりしました。

ドコモのバリュープランにすると月額¥1,000安くなるのに、対象端末に契約しないとそのプランにできないとか酷い仕様だった為、こちらも対象端末を0円近い価格で機種変できるお店を探したりしました。

スマホの時代になると、月々割引の大きい端末なんたのがありまして、2年間の間電話しなければ月数百円で使えるスマホがあったりしてそれを狙って契約したりしてたものでした・・・・懐かしいな。

そんな中で、格安SIMの元祖てきなB-モバイルってのが昔はあって(今もありますが)、当時はスピードが非常に遅いけれど(100kとかだったような・・・)価格は安いので使ってみたり(本当に遅くて使い物にならなかったのですぐに辞めましたが・・・)してました。

そんなわたしなので格安SIMは非常に興味があり、常にアンテナ張ってチェックして、吟味して、現在は「iijmio」の「みおふぉん」をずっと使用しております。そんなわたしが格安SIMについて再検討してみました。

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格安SIMのメリット・デメリット

メリットは「価格の安さ」です。

これに付きます。データなら月3GBで ¥980 音声付きなら¥1680 程度が相場です。月のデータを1GBとかにするともっと安いプランも出てきますが、普通に通勤時にスマホをいじると3GBは欲しいです。

デメリットは「速度の遅さ」です。

これは人が多い場所、時間帯に顕著に現れます。自宅付近や通勤の電車の中でが普通に使用できますが、都内の主要なエリアに行くとまぁ遅いです。

遅いってどれくらい遅いの?って思われる方が多いと思いますが、みなさんが思っているより遅いです。数値で言うと0.2Mbbsくらいの時間帯があります。

数値で言われてもピンとこないかと思いますが、リンクを押しても画面が真っ白で上のバーが中々右まで行かない状態が続く感じです。テキストオンリーのページやLINEのメッセージであればいけますが、写真が入ったサイトやSNSは駄目です。これが場所や時間帯によって生じるのです。人によっては日々この状態になる場合もあるので格安SIMを契約する際は注意が必要です。

格安SIMの速度

ここで格安SIMの速度についてまとめてみます。

各キャリアや格安SIMの速度はネットでググると様々な情報がでてきます。ただ、サイトの目的によって切り出されたデータが多いので惑わされやすいです。

わたしが調べた感じだと、このサイトのデータが真に近いと思います。

kakuyasu-sim.jp

ドコモの速度を基本にしてます。大体30〜40Mbbs程度のスピードが出てます。

現在ドコモだと受信最大約988Mbbsと謳っておりますが、実測はこんなもんです。相変わらずここは昔から変わってないです。

格安SIMだと良いときで「18Mbbs」程度で悪いと「0.2Mbbs」程度となります。こちらもだいたいこんな感じです。

やはり、遅くなる場所や時間帯だと普通に使えない状態になるのが欠点です。

そして、UQモバイルが「20〜40Mbbs」と本家ドコモに迫るスピードを出していることがわかります。低くても10Mbbs台と通常使用に全く問題ない速度です。

基本的にメインに使用する通勤時に不便は無いので、休日に出かけた際にスマホでチェックしようとすると遅くていらっとするくらいなので、価格の安さから格安SIMをそのまま継続してきました。

しかし、子供も少し大きくなると休日にでかける場合が多くなり、今まで行ったことの無い場所に行く事が増え、その際に回線のスピードが遅いって場面に遭遇する頻度があがり、格安SIM変えようかななと思う事が多くなってきております。

ちなみに、以前ドコモと格安SIMの価格差について書いた記事は以下になります。よろしければ御覧くださいませ。

www.gadgetkaden.com

今回比較検討するのは、そこそこ安くてそこそこ速度もauのサブブランドであるUQモバイルです。

しっかりぎんみしてみたいと思います。

UQモバイル(UQmobile)とは

 

au回線を用いたauのサブブランドです。運営しているのはKDDIグループのUQコミュニケーションズとなります。

au回線を用いた格安SIMはmineoもありますが、mineoは速度的なアドバンテージは無くドコモ系の普通の格安SIMと同じくらいです。しかし、本家KDDIグループが行うUQモバイルはau回線を存分に使用し、上記にあるように他の格安SIMと比べるより、ドコモ等のキャリアと比べられるくらいの速度が出るのが大きな違いです。

以前は価格はキャリアと格安SIMとの間くらいの価格帯でしたが、最近は格安SIMに近い価格になってきているので非常にお買い得感が高いです。

UQモバイルの料金プラン

さて、肝心の料金プランですが、ここも本件のauやドコモのキャリアばりに微妙に複雑な価格設定になっております。料金プランはシンプルな格安SIM軍団をみならって欲しかったのですが、ここはキヤリア側にならってます。

現在UQモバイルのメインは「おしゃべりプラン・ぴったりぷらん」で 「¥1,480〜」となっております。UQモバイルの料金プランのメインページでの表が以下になります。

基本は端末契約必須です。安い端末だと実質¥108です。

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※印がいっぱいです。ここをちゃんとチェックしないといけません。

基本プランの違い

おしゃべりぷらん」は5分間なら何度電話しても無料

ビジネスじゃなくて個人使用なら短い連絡事項メインに考えると5分なら十分かと思います。長く話すときはLINEの無料通話とかを使用すれば良いかと思います。

ぴたっととプラン」はいくら分の無料通話がつくタイプ

昔の携帯電話のプランにイメージです。例えば1000円分の無料通話が付くみたいな感じです。電話する機会はめったに無いけど、電話する必要がある時は5分を超える場合がある人向けです。例えばメーカーに電話するとか役所に電話するとか病院に電話するとかする場合は5分以内になるかわからないですからね。

実際の基本プランの価格と割引

本家ドコモやauと同じように正しい金額を分かりづらくするのが「なんとか割」です。UQの場合は3つの「なんとか割」を使って、「月額 ¥1,980〜」2台目以降なら「月額¥1,480〜」と言う料金になります。

 

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それぞれの「なんとか割」をチェックします。

スマトク割・長期利用割引(2年間)

ご利用開始月から25ヶ月目まで月額基本料金から¥1,000割引
26ヶ月目以降も長期利用割引で¥1,000割引を継続との事ですが、ようはずっと¥1,000割引される謎な「割」です。

イチキュッパ割(1年間)

ご利用開始月から13ヶ月目までは、月額基本料金から更に¥1,000割引となります。最初の1年間は割り引くよって事です。

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マンスリー割(2年間)

おしゃべりプラン・ぴったりプランへのご加入と同時に、UQモバイル指定機種を購入した場合、対象機種に応じてUQモバイル指定の金額を、契約2ヶ月目から25ヶ月目までの間、月額基本料金を上限として割引く制度の事です。上の表の価格は一例です。

マンスリー割を適用すると端末代金が実質¥108とかになりますし、iPhone6Sも1万円前半の価格で購入ができるようになります。

こちらは2年後には無くなりますが、端末の分割費用も無くなる為、上記の表の例だと相殺される形になります。

1年後の料金が大事

で、結局いくらなの?って事ですが。1年後に無くなる割引は「ワンキュッパ割」なので下の表な感じになります。

名称

1年目

2年目以降

プラン S

¥1,980

¥2,980

プラン M

¥2,980

¥3,980

プラン L

¥4,980

¥5,980

 

データ量の違い

基本のデータ容量に加えデータ増量オプション使用で変わってきます。メインで展開している一覧にはデータ増量オプション込の容量が表示されているので注意が必要です。

ちなみに、データ量を使い切った場合でも0.3Mbbsの低速でのデータ利用は可能になります。(非常に遅いですが)

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データ増量オプションは月¥500 なのですが、「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」にはオプションが無料でついてくるので、チャージは必要になりますが、プランSで1GBの増量が付いてきます。

解約,MNPの話

こちらも、本家同様に2年間の縛りと解約金が付いてきます。端末サポートの割引、長期利用割がつくのでまぁ、当然かと思われますが面倒なところです。

「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」は2年縛りが発動する為、25ヶ月間なので26ヶ月目が更新月です。この更新月じゃないと自動更新で2年更新される為、契約解除料金が発生してしまいます。解除料金は¥9,500 です。

更に、MNPする場合はMNP手数料がかかります。

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転出先の費用はおいておいて、UQモバイルに支払う金額は契約更新期間外でMNPした場合は¥12,500 更に、契約して半年以内にMNPすると¥15,500 かかる事になります。

ちょっと試しにUQモバイル試したいわって場合で様々な理由で解約する場合は、本家さながらの費用がかかる事も頭に入れる必要があります。

端末はいらない、SIM契約だけしたい場合は?

わたしはもうiPhoneもってるので端末はいらないんですよね、その場合はどうなるのか見てみましょう。

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こちらは非常にシンプルで他の格安SIMにならっております。そしてなんと価格も同じ価格帯で攻めてきております。

データ3GBの音声通話プランが ¥1,680 とわたしが使用しているiijmioの「みおふぉん」と同じ価格です。

そして、上記で示したように通信速度はキャリア本家並なのです。

「あれ?端末もってればこっちが良いんじゃね?」って感じです。ちなみに、通話は従量制なので電話した分だけかかりますが、これは他の格安SIMと同じです。

心配な人は「データ高速プラン」でまずは試してみて自分がメインで使用するエリアでの速度がちゃんと出るのであれば本格的に切り替えるってのもありかと思います。

データ無制限プランもありますが速度が0.5Mbbsと非常に遅い為、個人的には通常使用には厳しいかと思います。

まとめ

現在、格安SIMを使っていて速度に不満がある人はUQモバイルの「データ高速+音声通話プラン」が非常におすすめです。価格はほぼ無しでより高速通信が可能になるので日々のストレスから開放されます。

注意点は、スマホです。基本「SIMフリー」のスマホが必須です。また、通常の格安SIMはドコモ系が多いau系のSIMが使えない場合が多いので、そのまま使えないスマホも多いです。UQモバイルに乗り換える場合は使っているスマホがUQモバイルに対応しているかの確認が必要です。

動作確認済端末は以下のリンクで確認できますのでご確認ください。ちなみに、iPhone系は大丈夫です。ドコモのiPhoneは中古でもSIMロック解除可能になりましたので、格安SIMからUQモバイルへの切り替えはより容易になったかと思います。

www.uqwimax.jp

現在、ドコモ等のキャリアを使っていて、格安SIMに変えたいなって人で端末とかよくわからないって人や、通話もちょいちょいするって人は「ぴったりプラン」や「おしゃべりプラン」が端末もセットになっているので良いかと思います。