オール電化マンション10年目のメンテナンス・コストを検討する。エコキュート・IHキッチン・ディスポーザーの交換費用をまとめてみました。

こんにちは、オール電化マンションに住んで10年めのタカタカです。

10年経つと様々な家電商品にガタがくる時期になりますよね、タカタカ家は今年エアコンを買い換え、レコーダーもブルーレイを認識しなくなり買い換えましたし、TVも最近は不調になり、何かと費用がかさみます。

普通の家電であれば、交換費用はたかが知れてますが、オール家電マンションにビルトインされいる大型家電?も、不調の兆しが見えてます、エコキュート・IHキッチン・ディスポーザー等です。

これらの、修理費用・交換費用ってどのくらいかかるのでしょうか?量販店で売っているものなのでしょうか?いろいろ調べてまとめてみました。

エコキュート

エコキュートとは、「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」の愛称でヒートポンプと呼ばれる技術を取り入れた電気給湯器です。電気をお湯を沸かして蓄えて給湯するシステムです。ガスを使用しないオール電化マンションでは必須のシステムです。

エコキュートの寿命

エコキュートの寿命は一般的に10~15年程度と言われております。なぜ10~15年なのかというと、通常メーカーは生産完了したエコキュートの部品を10年程度しか保管しません。なので、10年以上使用したエコキュートが故障すると、修理をする部品自体が無い場合がある為、買い換えるしかないケースが多いのです。

エコキュートの価格

タカタカ家のマンションに入っているのはコロナのエコキュートです。

オール電化マンションに暮らして10年経つとメーカーからお取替えキャンペーンのチラシがよく入ってきます。

チラシに掲載されているエコキュートはコロナの300リットル フルオートタイプで2015年モデルです。その価格は・・・

メーカー希望小売価格:¥740,000(税抜)

と、定価はとんでもない価格に設定されておりますが、チラシには様々なキャンペーン名が記されて半額近い価格での表記になっております。

そしてチラシは様々なキャンペーンやら特別モニターやらで10万円くらい価格が変動します。正直怖いですよね。

そんなわけで、ちらしの価格をランキング形式にまとめてみました。

エコキュートのチラシ価格ランキング

第3位:エコキュート特別モニター

エコキュート:コロナの同モデル+2年保証

価格:¥398,000

第2位:エコキュートお取替えキャンペーン

エコキュート:コロナの同モデル+10年保証

価格:¥430,000

第1位:エコキュート交換100台受注記念キャンペーン!

一番オトクだったのがこのキャンペーンチラシです。

エコキュート:+10年保証付き+ディスポーザ:+8年保証付き

エコキュートは同じくコロナの同モデル

ディスポーザはLIXIL社製minipoマンション標準タイプのセットです。

価格:¥398,000

第3位と同じ価格で10年保証とディスポーザと8年保証付きとなります。

ちなみに4位以下ですと50万近くなりましたので、20万以上もプライスダウンしていることになります。

正直チラシの価格だけ見ると非常にうさん臭いのですが、マンション施工会社のチラシで全て同じ会社の物です。マンション全体での保守点検を行いタカタカ家も点検してもらっており、あやしい会社ではなかったです。

おそらく粗利が非常に高いのと在庫を持つリスクと決算等がからむとこのようにすごい価格差が出るのではないかなと推測致します。

タカタカ家のマンションが特殊なのか、普通のマンションもこうなのかは不明ですが、エコキュートが調子悪いとかでなければ、投函されるチラシの価格と内容をチェックしてお得なキャンペーンを逃さないのが良いかと思います。

ちなみに価格コムで調べてみると

コロナの2017年モデルで370リットルモデルである「CHP-37AX5」が¥209,000となっております。保証期間や設置工賃が別なのでそのまま比べる事は難しいですが参考までに。また、マンションによっては指定業者じゃないと設置NGとかあるようなので注意が必要です。

最近では、ヤマダ電機・ビックカメラ等の家電量販店でもエコキュートを扱っておりますので、比較検討の幅が増えております。

価格に関しては、工事費込・10年保証で50万程度となっております、よく知らない業者にお願いするより、大手量販店経由でお願いした方が安心な方にはおすすめとなります。

エコキュートの故障

マンション入居時にはエコキュートの事を調べておらず、保証期間等も確認しなかったのですが8年経過したあたりで、エラー発生して修理しております。その時は基盤の一部を交換して¥15,000程度の費用がかかっております。タンクやポンプが駄目になってなくて良かったのです、今後、別のパーツが故障する可能性もある為、買い替えを考えております。

現在買い替えを行うと10年保証が基本です。しかし、40万クラスの費用で10年保証ですと、年間コストは4万円になります、ただ、これは10年で故障する場合の話なので、全てのエコキュートが10年で故障するわけではないです、20年30年稼働する場合もあれば、5年で故障する場合もあります。

エコキュートを使用する場合は、交換費用は非常に高額である事を覚悟する必要があります。

IHキッチン

こちらもガスを使用しないオール電化マンションに必須のシステム、IHキッチンです。こちらも、10年使用するとガタがやってきます。現状タカタカ家のIHキッチンはうぉぉんと異音がする事がある状況で、そろそろやばいかなって感じです。

現在は、IHキッチンは大手家電量販店のヤマダ電機やビックカメラ、Amazonで販売されており、エコキュートに比べては安価なので、比較的検討し易いかと思います。

大手家電量販店ではエントリーモデルでも10万クラスですが、Amazon等で購入して自分で交換を行うと半額程度で可能になります。ビルトインタイプですとだいたい60cmか90cmのタイプが多いようです。自己責任になりますが、タカタカ家もいざ故障したら自分で交換を検討しております。

ディスポーザー

オール電化とは直接関係無いですが、10万クラスなのでこちらも検討しないといけません。ディスポーザーも寿命は7年程度と言われております。

エコキュート程ではないですが、ディスポーザーもチラシの投函が多く、同じように価格の変動も大きいです。

一番お得だったのはエコキュートの1位のエコキュートとセットのタイプです。

単体ですと、LIXILのminipoがキャンペーン価格で¥90,000〜¥110,000くらいです。

交換作業はIHキッチンに比べるとハードルが高いようなのでわたしは業者に依頼を検討します。

早めの交換か壊れてからの交換か?メリット・デメリットを検討

エコキュートやIHキッチン、ディスポーザー等、耐用年数10年を超えた状況になって、故障する前に計画的に交換するのか、故障してから修理or交換したほうが良いのか、それぞれメリット・デメリットを見てみましょう。

早めの交換のメリット

チラシ時期に交換する事によりキャンペーン価格で安く交換が可能
計画的に交換できる為、使用出来ない期間が当日のみで済む。

早めの交換のデメリット

交換費用がかかってしまう。

壊れてから交換するメリット

運次第ですが、壊れなければ数年〜数10年後先まで交換費用がかからない可能性がある。

壊れてから交換するデメリット

壊れた時にキャンペーン等が無ければ、非常に高額な交換費用がかかる。
在庫がなければ交換までの日数がかかり、その間非常に不自由な生活を強いられる。特にエコキュートが故障すると、お湯が出なくなる為、銭湯通いをする事になる。

リスクが高いのはやはり、故障してからの交換です。段階的に調子が悪くなるのであれば良いのですが、機械物は昨日まで普通に動いていたのに、いきなり今日使えなくなる恐怖があるので、10年超えた家電は早めの交換が良いかと思います。

オール電化マンションが出てから10数年経ってますので、そろそろエコキュート・IHキッチン・ディスポーザー等が故障して交換される方々も増えてきていると思いますので検討頂ければと思います。

中古物件の購入を検討している方も注意です。

築10年のオール電化マンションの中古を検討される方は、エコキュートやIHキッチン、ディスポーザーが新品に交換されているのか?保証期間等をちゃんと確認する事も重要かと思います。数年後に50万の費用がかかるとかたまらないですからね。

まとめ

エコキュート

非常に高額で、しかも生活に必須なシステムなので、故障した場合のダメージは大きい為、リスクを抑えるなら、計画的に交換を行うのが良いです。
ただ、コストが非常に価格為、できるだけ現状のまま頑張って欲しいと願う気持ちもわかりますし、わたしもそう思います。その場合は、故障した場合の対応策をちゃんと立てておくと安心です、マンションおかかえ業者、家電量販店の価格と納期をざっくりと確認し、近隣の銭湯の場所や営業時間を把握しておくといざって時にあばばばしないと済みます。

IHキッチン

凝った作りのキッチンにしてなければ、通常のビルトインタイプが多いため、個人で交換も可能です、IHキッチンを購入して、故障した旧キッチンを外して、清掃してはめるだけです。おそらく清掃が一番時間がかかるかもしれないくらいです。

使用でいない期間は外食や弁当を活用すれば良いですし、タカタカ家みたいにIHホットプレートがあれば代用が可能です。

ディスポーザー

生ゴミを捨てれば良いのでダメージはそれほどではないです、エコキュート程キャンペーンによる価格差は激しく無いので、故障してから交換しても問題無いかと思います。   故障しないのが一番ですが、機械物は何時かは壊れます。いざって時に慌ててしまい、誤った選択をしないよう、一度事前に検討されるのが良いかと思います。