格安SIM キャリアとの比較 2017 MVNOは本当に安いのか?

こんにちは、格安SIM ユーザーで昨年は格安SIM担当だったタカタカです。わたしが格安SIMに替えたときはキャリアと圧倒的な価格差がありましたが、格キャリアが対格安SIM用のプランを出してその価格の優位性がぐらついていてるのかなと現場を離れてネットを見てると感じます。格安simの競争も激しく、つい先日はフリーテルでお馴染みのプラスワンマーケティングは格安SIM部門を楽天に買収されてます。予想に反してユーザーが増加せず、投資を回収できずにいたんですね〜。そんな今の格安SIMのメリットデメリットを確認してみるエントリーです。

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au、docomo、SoftBankの対格安SIMプランと料金はどうなのか見て行きます。

au 対格安SIMプランと料金

今、恐らく大手キャリアで1番勢いのあるのがauです。そのメインウェポンが「au ピタットプラン」です。毎月使ったデータによって料金が段階的に変わるのがポイントです。

自宅や職場ではWi-Fiをメインに使うので普段あまりデータ通信を使わない方(月0GB〜2GBぐらい)、月によって使うデータ量が変わる方(基本は1GBぐらいで偶に3〜5Gくらいつかう事もある)にはオススメです。無駄なくデータ通信ができる料金設定です。データ通信量が1GB以下なら¥1,980です。(全てのサービス、キャンペーン適用時)、キャンペーンやスマートバリュー適用しないとあまり安くないです。あいかわらず、大手キャリアの料金体系は複雑なので普通の人には理解しづらいかと思います。

料金の詳細は以下になります。必要なサービスと値引き後の価格を分けて記載してみました。

auピタットプラン(スーパーカケホ)料金

■「2年契約(誰でも割)」適用時

1GB ¥3,480

2GB ¥4,480

3GB ¥5,480

5GB ¥6,480

20GB ¥7,480

■「2年契約(誰でも割)」、「auスマートバリュー」適用時

1GB ¥2,980

2GB ¥3,980

3GB ¥4,480

5GB ¥5,480

20GB ¥6,480

■「2年契約(誰でも割)」、「auスマートバリュー」に加え期間限定の「ビッグニュースキャンペーン」適用で翌月から1年間基本料金から1,000円引きになります。

1GB ¥1,980

2GB ¥2,980

3GB ¥3,480

5GB ¥4,480

20GB ¥5,480

ようは、1GB以下のデータ通信の月は最初の一年間だけ最安¥1,980と格安SIM並みの価格で大手キャリアの回線が使用できるようになります。ただし、各種サービス加入が必要です。

注意点は3つあります。

注1)ビッグニュースキャンペーンは受付期間:2017714日(金)~20171231日(日)となってます。

注2)auスマートバリュー適用にはauひかりの加入が必要です。

注3)毎月割が適用されなくなるので端末購入費がかさみます。

詳細はリンク先を確認下さい。

www.au.com

docomo プランと料金

docomoが打ち出しているのは端末限定の値引きプラン「docomo with」です。
メリットは対象機種の契約と利用で毎月1,500円引きになります。ここは割りとシンプルです。

現在の対象機種はこちらです。

Galaxy feel SC-04J

arrows Be F-05J

docomoのひとりで使用するプランで考えてみます。
カケホーダイライト ¥1,700
spモード ¥300
データSパック(2GB ¥3,500
docomo with -¥1,500
合計 ¥4,000
利用料金だけて見るとまぁまぁな料金価格です。

ではデメリットはどうなのか?見てみましょう。

①月々サポートが適用されません。
 docomo withの割引が1,500円なので、月々サポートの合計が1,500×24の36,000円以上の場合は、docomo withの割引より大きくなるので意味が無くなります。
また、「はじめてスマホ割」「シニア特割」「ドコモにチェンジ割」「ドコモの学割2017(1,000円 月割引)」「シニアはじめてスマホ割」等の割引サービスとの併用ができないです。

②対象機種を使い続ける必要がある。
 同じ機種を使い続けるか、docomo with対象機種への機種変が必要です。
 ただし、SIMフリー端末等 docomo with対象外の機種にSIMを差替えて使用しても割引は適用されます。docomoで対象機種外に機種変するか対象料金プランを変えたり、回線契約解除すると割引終了になります。

最後に家族使用で「パケあえる」を一つのケースで見てみましょう。
ここはあまりにパターンが多いので一例で説明したいと思います。

自分・奥さん・子供の家族3人で使用した場合の一例。

■家族3人で普通にデータ通信をする場合(1人3GBと仮定)、音声電話はしない

主回線の自分はシェアパック10を契約
電話サービスは基本Line無料通話メイン使用の為、シンプルプランを選択(家族間の電話料金は無料)

自分:¥980 シンプルプラン
   ¥9,500 シェアパック10
   ¥300 SPモード
 小計¥10,780

奥さん:¥980 シンプルプラン
    ¥500 パケットパックシェアオプション
    ¥300 SPモード
 小計¥1,780
子供:¥980 シンプルプラン
   ¥500 パケットパックシェアオプション
   ¥300 SPモード
 小計¥1,780

 合計¥14,340(一人あたり¥4,780)

①家族でdocomo with 対象機種を契約した場合、全員1,500引きになり。
 月合計:¥9,840(一人あたり¥3,280)となりぐっとお得になります。
 子回線は一人あたり¥280となるので家族が増えるとさらにお得度は増します。

②docomo withに加え、自宅と勤務先でWi-Fiを使いデータ通信をシェアパック5で運用する場合。
 シェアパック10:¥9,500がシェアパック5:¥6,500となり。
 月額合計が¥6,840(一人あたり¥2,280)となりかなりお安くなりますが、3人で5GBデータをシェアするので、データ使用にいろいろ節約する工夫が必要になります。

更に、docomoの利用年数が長いと「ずっとドコモ割」が適用され、シェアパック10の場合で15年使用で料金が1,000円引きされます。
注1)シンプルプランの価格は2年契約時の価格です。シェアパック契約必須です。

こちらも複雑な料金設定です。簡単にして欲しいです。

詳細はリンク先を確認下さい。

www.nttdocomo.co.jp

 

 

softbank プランと料金

SoftBankY!mobileと同様、わんきゅっぱ割を行ってます。

内容は

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です。

¥1,980 にするには自宅の光回線をSoftBankにする必要があります。
対象機種(iPhone5以降)の契約が必要です。
2年契約が必要です。
2年目以降は値引きが1,000円無くなり¥2,980になります。
データ通信は1GBです。

 

詳細はリンク先を確認下さい。

www.softbank.jp

 

各キャリア共に無条件で安いプランを提供するはずもなく、対象機種の契約、月々割削ったり、光回線抱き合わせたりすると最安プランになるよって感じです。
プランを変更すると割引も解除されるので注意下さい。

格安SIMは安いのか?

わたしも使ってる「みおふぉん」iijmioを見てみましょう。価格は格安SIMでは標準的な価格かと思います。

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こんな感じです。音声通話従量制で¥1,600です。電話はした分だけ料金かかりますので、普段は電話はしない、家族や親しい友人とLINE無料通話等するので音声通話はほぼしない方はこのプランで問題ないです。当時はこのパターンの申し込みが圧倒的に多かったです。仕事で音声通話も必要な方は、カケ放題のオプション¥600をつけるか、ガラケー2台持ちがオススメです。その際、みおふぉんをデータ通信専用プランにすると¥1,600→¥980となります。

最安のプランでデータ通信量が1GB3GBで違うためそのまま比べる事はできないですが、最近の流れで電話をあまりしない方は格安SIMがまだまだ安いと思います。

詳細はリンク先を確認下さい。

www.iijmio.jp

格安SIM3つのデメリット

価格差勝つ格安SIMですがやはり大手キャリアに負ける部分もあります。

①通信速度が遅い時間or場所がある。 

基本大手キャリアから回線を借りてサービスを提供する格安SIMはユーザーが同時にアクセスするとスピードが落ちます。特に都市部のお昼休みの時間帯等は顕著に遅くなります。覚悟して下さい。自分はまぁしょうが無いか、安いしっと思えるレベルですが。人によっては我慢できないレベルにもなります。

②通話が弱い 

基本は従量制なので電話した分だけ料金がかかります。カケ放題のオプションはありますが、専用アプリを使用して電話をかけるためちと面倒になります。

③大手キャリアのように専用ショップが無いためある程度自分でプラン、設定等理解しないといけないです。 

④端末は自分で用意する。
最近はMVNO各社でSIMフリー端末のセット販売等行っているので、自分で端末を選ぶのが難しい場合はそちらを利用する方法が良いです。
逆に、自分で好きな端末を選べるのが利点かなとも、わたしは考えます。iPhoneSIMフリー版、各SIMフリー端末、中古端末等あります。格安SIMが使える端末を選ばないと使えない点、設定が必要なので、店舗を構えている格安SIM会社を選ぶと安心です。各地にあるイオンSIM、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ等のPBSIM、楽天モバイル等だと、もしもの時に店舗で相談できますので安心です。ネットオンリーだとレスポンすが悪いので日々使うスマホのサービスには向かないと思います。
ただ、各種設定等は大手キャリアと違い有料だったりするので注意下さい。

ここを理解して頂けると夫婦で月¥3,200でスマホの運用が普通にできます。

わたしの場合は、自宅ではWi-Fiを使ってデータ通信を使う、アプリのダウンロードや更新、動画のダウンロードを行い、夫婦の会話はLINE無料通話で行ってます。動画を見なければ月3GBでおつりがくるくらいです。
データの容量を増やすと月額も上がりますが

5GB:¥2,220
10GB:¥3,260

なので、大手キャリアの同クラスのデータ容量料金よりもやはり安いです。

2017年現在もまだまだ料金のアドバンテージは格安SIMはあるかと思います。
メリット、デメリットを理解して自分にあった選択を行うのが大事かと思います。
何にしても、もうすこしわかりやすい料金体系に各社して欲しいです。

 

注)価格の表記は全て税抜き価格となります。データは2017年10月現在のものです。
  今後変更する場合もございますので予めご了承下さい。