パソコンの残価設定ローン(残クレ)はお得か?ビックカメラの「Macアップグレードプログラム」を検討してみる。

こんにちは、若かりし頃はリボ払いやバイクをフルローンで購入するなど多様なローンを嗜んでおりました、買い物大好きタカタカでございます。

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最近は自動車の購入で残価型ローンが定着してきておりますが、パソコン購入でも機種限定ではありますが残価型ローンサービスを提供する企業が出てきております。

自動車と比べてそこまで高額ではなく、しかも金利がが0%だったりと、車の残価型ローンとはまた違った内容になっております。

今回は、パソコン購入に残価型ローンは果たしてお得なのか?メリット・デメリット、どんな人にお勧めなのかを見て行きたいと思います。

残価型ローン(残クレ)とは?

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基本的には「買い替えを想定して組むローン」です。ローン完了後の査定金額を想定した金額を差し引いた金額で数年間ローンを組み月々の支払金額を抑え、ローン完了後に「残りの残債をローンで組む」
「買い取る」
「下取りして新しい商品を購入してローンを組む」
と言う選択を行います。

今までの自動車販売時に行われている残価型ローンのメリット・デメリットは以下になります。

残価型ローンのメリット

・月々の支払いが安くなる
・短期間で新しい商品に乗り換える事ができる
・残価が保証される
・3年で買換の場合は車検が不要になる

残価型ローンのデメリット

・長期間利用する人には結局割高になる
・基本的に自分のものにならない
・金利をずっと支払い続ける

自動車の場合はこんな感じかと思います。

正直、メリットを出すには短期間で乗り換え続ける必要がある為、それなりに車好きでも無いと難しいかと思います。しかしながら、環境の変化や子供の成長によって必要な車も変化する為、上手に使う事ができるとメリットが出るかと思います。

しかし、これがパソコンやスマホになると最新モデルに乗り換えたいって人は増えるかと思いますし、短期間で新モデルも出る為、車に比べるとメリットが得やすくなり、おすすめできる人が増えます。

更にビックカメラの「Macアップグレードプログラム」は無金利なので、残価設定ローンのデメリットの一つが無くなりよりおすすめ度が増すかと思います。

それでは、パソコン版残価設定ローンを採用しているビックカメラの「Macアップグレードプログラム」を見てみましょう。

ビックカメラの「Macアップグレードプログラム」とは?

www.biccamera.co.jp

パソコンの残価型ローンに「Mac」を持ってくるのは、資産価値が下がりにくいからかと思われます。Windowsパソコンと比べるとMacは買取価格が非常に高いです。 以前私がMacを買い替えた際に調べた時は2012年のMacBook Airが¥38,000の買取金額でした。そして同年代の東芝のWindowsマシンはなんと¥3,000 と発売時期の価格はおそらくWindowsの方が高額だったにもかかわらず、6年経過した後の価値はMacの方が遙かに高額なのがわかります。

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中古でも非常に人気があり、以前からSSDを搭載している事もあり、速度の低下が感じにくく、動画編集や写真編集、音楽制作等のスペックを要するに作業をメインにしなければ、旧型でもまぁまぁ使えるし、デザインも変わらずMacなので中古でも安定した人気があります。

残価型ローンはローン完了後の下取り価格が大事なので、価格が落ちにくく、価格を想定しやすいMacは残価型ローンにぴったりの選択かと思います。

Macアップグレードプログラムの特徴

・2年と4年の2種類
・金利手数料は無料
・AppleCare付
・キャンペーンでポイントが付いたりします。
・強制サービス加入あり
・ネットでも申込みが可能(2年プランのみ)

Macアップグレードプログラムのメリット

・月々の支払を安く出来る

例えば下記の例を見ると、MacBook Pro 13intモデルが通常のローンだと月々¥7,800のところ、残価設定ローンの2年版だと¥5,600 更に4年版だと月々 ¥3,100 と月額の支払いが非常に安くなる事がわかります。ここが残価設定ローンの最大のメリットです。

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・2年、4年のサイクルで最新Macを使える

買換を基本としたローンなので、2年・4年毎に買い替える事になる為、常に最新、高性能のMacを使い続ける事ができるのがポイントです。最新Macを使い続けたい、最新の高性能スペックが必要だと言うパワーユーザーにもおすすめです。

Macアップグレードプログラムのデメリット

・長期間使う場合は割高になります。

基本的に買い替えを想定したサービスなので、ローン後に買い取って使い切る場合は、普通購入した方がコスト的に優位になってしまいます。Macを購入したら10年は使い続けるぞっなんて言う人にはメリットはあまり無いです。

・家電量販店らしくセットサービスが付いてきます。  

Apple Careとサポートサービスです。もともとApple Careに加入予定であれば問題ないですが、Macだけを欲しいと言う人には余分にコストがかかることになる部分です。

・著しく本体の状態が悪いと残価が保証されない。

故障等が発生した場合はもちろん残価が保証されないのですが、そんな時の為の「Apple Care」に強制加入されているので、安価に修理が可能になり最小限の負担ですます事ができます。しかしながら、本体の傷等は駄目なので、丁寧に扱う事が必要となります。

こんな人におすすめMacアップグレードプログラム

・最新Macを使い続けたい人

Macが好き、若しくはバリバリ作業するので常にハイスペックが必要なので最新のMacを使い続けたいって人には非常に良いかと思います。どうせ買い替えるのであれば、全額支払う必要は無いですし、自分の物になる必要も無いので、月々の支払いを抑えて最新Macが使えるのは合ってるかと思います。

・学生期間等短期に使いたい人

学生の間だけとりあえずMacが使いたいって人にもぴったりです。2年、4年の間だけお安く使って、就職に合わせてまた買い替える事ができるので無駄が無いかと思います。

・今、資金に余裕が無いけどMacが必要な人

とりあえず、安価に購入したい!数年使って資金ができたら、買取や買換をするって言う人には無理なく購入できる一つの方法としてありかと思います。

 

まとめ

支払う金額が10倍以上も違い、サービス内容も変化しているので自動車とパソコンでの残価設定ローンの内容は別物と考えるべきだと思います。 自動車の残価設定ローンと同じに考えて、デメリットが多いとか、損だと考えるのは早計と感じました。 買い替えを基本にしたローンなので2年、4年で買い替える人には検討する価値のあるサービスだと思います。 わたしみたいに、10年は使うぞっていう人は普通に購入するほうが良いです。 最近の傾向として、所有する事にメリットを見いださない人も多くなり、シェアやレンタルを上手に利用する人が増えており、そういったサービスも増えてます。たかがパソコンの購入でも選択肢があるのは良いことです。後は自分の使い方や目的に合っているかを検討して選択するのがおすすめです。

 

ビックカメラ.com